総コレステロール200未満、LDL120未満、中性脂肪150未満、HDL40以上と
定められています。
ただし、コレステロールを女性・年代別の平均値で見ると、
男性とは違う、女性特有の特徴や原因が見られますので、
女性のコレステロールの注意点や正常値へのヒントを
まとめます。

女性のコレステロール平均値 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
総コレステロール | 182 | 188 | 201 | 219 | 218 | 211 |
LDL | 97 | 101 | 113 | 129 | 135 | 124 |
中性脂肪 | 83 | 86 | 104 | 124 | 132 | 123 |
HDL | 66 | 64 | 62 | 62 | 58 | 56 |
女性のコレステロールの特徴は、
総コレステロールが正常値でない期間が
40代~70代と長く続くことです。
男性は、中性脂肪が正常値でない期間が長いのですが、
女性はこの総コレステロールと、一覧表にあるように
LDLに注意しないといけません。
女性のコレステロール正常値へのヒント
女性のコレステロールが正常値を超える主な原因は、次の6つです。
①~④は、男性と共通ですが、
⑤と⑥は、女性特有の原因です。
女性の場合特に、閉経後にコレステロールが正常値を超える方
が多くなる傾向が見受けられますが、
①~④の基本的なコレステロールの原因を改善して、
コレステロールを正常値へ近づけるしかありません。
妊娠中も同様に、コレステロールが一時的に上昇する傾向があります。
これは出産後のコレステロールの動向をチェックしながら、
正常値への対策を取るようにして下さい。
いずれの場合も、①~④の対策を基本に据えて、
コレステロールを下げる順序を正しく踏みましょう。
またその他では、コレステロールが多い食品・・
卵、レバー、肉脂身、エビ、カニ、バター、チーズなどを減らし、
コレステロールを下げる食品・・
緑黄色野菜や食物繊維、大豆製品(豆腐や納豆)や
EPA&DHA成分を多く含む
青魚の鰯・鯵・秋刀魚を食べたり、
コレステロールを下げる飲料を意識して摂取する事も
正常値対策として必要になってきます。