100を超えるようなHDLの場合は、
高HDL血症と診断されます。
一般的には、HDLの正常値の上限は90mg/dlほどとなっています。
ただ、100前後のHDLコレステロールの場合でも、
基本的には問題とはせず、HDLの動向を見守る事が多いです。
HDLコレステロールが120を超える方は、こちらをご覧頂くのが良いですが、
今回の記事では、HDLコレステロールが
正常値40より低い場合を取り上げます。
それでは




HDLコレステロール正常値 | 正常値 | 境界域 | 異常値 |
HDLコレステロール | 40以上 | ━ | 40未満 |

HDL 正常値の割合 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
男性 | 87% | 92% | 85% | 85% | 80% | 81% |
女性 | 99% | 97% | 95% | 95% | 92% | 90% |

HDL | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
男性 | 53 | 55 | 53 | 54 | 53 | 52 |
女性 | 66 | 64 | 62 | 62 | 58 | 56 |
男女別、年代別を見ても、
HDLコレステロールが正常値でない方は
大変少ない事が分ります。
もしHDLコレステロールが正常値をかなり下回る場合は
LDLや中性脂肪の数値が関係してる場合が多いです。
HDLコレステロール正常値へのヒント
HDLコレステロールは、動脈硬化の原因となる高い中性脂肪や
LDLを減らす働きを持っていますが、
同時に中性脂肪やLDLが高い方は、
HDLコレステロールが低くなる傾向があるのです。
つまり、4つコレステロール値は強い関係がありますので、
HDLコレステロールの正常値を目指すというよりは、
こちらの(中性脂肪とLDL)記事をご覧頂いて、
この2つの正常値を目指して頂く方が、得策と言えるのです。
またもしもHDLコレステロールだけが異常値(低い)・・・と言う場合は、
メタボ、運動不足の解消が一番良いとされていますので、
心当たりの項目を改善していきましょう!
ちなみに、HDLが35mg/dl未満の方は、
心疾患の確率が2倍以上になると言われてますので、
軽視出来ないコレステロールだという事を
忘れないで下さい。